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[顔色の変わったクレメンスに、オトフリートの事を案じているのだろうと思い、頷く]
剣の力がダーヴに届くのを阻もうと触れただけでこうなりましたから、本体を持っていて、それを無理に使おうとしたりすればどんなことになるか判りません。
ほんとに、揺らすものより、ずっと危険物ですね。
[最後が軽い言い方なのは、クレメンスの心配を慮ってか。単に性格の問題かも]
―東殿・機竜の部屋―
命どころか自分所の竜王懸けてるくらいだしなぁ。
[へらり。まぁどっちも命までどうのこうのするつもりはないんだろうが。]
んー?いやいや。俺の願いは別に。
あるにはあるが…まぁ、別に二の次以下でいっかなーとも思ってるしな。
[それが心の底から欲しかった時から、ずいぶん永い時が経ってしまっていて。あの頃の情熱のようなものはもう失せている。
揺らされ鮮やかに思い出したのは、夢を見た後だけ。暫くすれば、再びくすんだ琥珀の世界に変わってしまう。
欲しくないとは思わなかったが。
全てをかけてまで欲しいと思うには、遅すぎた。]
二人に協力してんのは…なんつーか。
切欠にはおいさんも何だかんだで加担しちまってるし。
今更一人知りませんとはいえないし。
何よりまぁ…分からなくないからな。
[長く渇望して、どう足掻いても叶わなかった苦い記憶。
二人を手伝うのはそれがあるからだろうと、自分なりに思っていた。]
―東殿・機竜の部屋―
あー、そっか。
[使う、に関しては若干ほっとしたような。
ベアトリーチェがあれを使う事は多分、ないだろうと…。
それでも結界にポイとかしないだろうかと、一抹の不安はあるが。]
竜王勢もロクなもん預けねぇよなぁ。
[へらり。軽い物言いには反射的に軽く返した。]
―東殿・機竜の部屋―
…さって。目が覚めたならおいさんはちと用事があるんで行くわ。
また暫くすれば戻ってくるが…無理はするなよ。
[機械の腐蝕に関しては手が出ないが。立ち上がり近づいて、手で左腕の根元に触れて、もう一度癒しを注ぎ込む。暫くの間の気休めにはなるだろうと。
そしてベアトリーチェを探しに部屋を出、辺りを探し回ることになる**]
[命竜自身の願いがどんなものなのか、それが気にならないわけではなかったが、無理に聞き出すことでもないだろうと思われた。彼が今優先しているのが、残る二人のことだと判ればそれで十分]
もし、アーベルさんやオトフリートさんと連絡がつくなら、伝えてあげてください。
もしかすると、バランスを欠いた剣は「強い願い」を感じただけで間違った方向に発動するかもしれない。
命も、竜としての在り様まで賭ける願いなら…そして追いつめられてしまった今なら、その危険はある。
[癒しを注ぎ込むクレメンスに、最後にそう告げてから]
ありがとうございます。あなたも無理はしちゃ駄目ですよ?
[僅かな懸念、彼が妙に焦っているような…しかし、それは口に出さずに、笑みを見せて見送った]
[クレメンスの足音が遠くなってから、どさり、とベッドに仰向けに倒れ込んだ]
さすがに、きっつーー
[浸食は進み、命は削られる。けれど本当に辛いのはもっと別の部分]
俺って、ほんとに未熟…
[対なる精神と生命…その願いにも、苦しみにも、少しも気付けなかったことに、深く後悔の息を吐いて]
…て!落ち込んでる場合じゃないってば!
[それでも、次の瞬間勢いをつけて、再び立ち上がる]
ええっと、とりあえずアーベルさんを見つけないと、誰かに相談…わー!誰がいいんだ?!
[なんだか色々混乱しつつ、部屋を出て歩き出す。いつものように駆け出すことは出来ないが、ただ前へ、と**]
―結界内―
[結界内の竜は既にかなりの数になっていた。見付からないように気をつけながら、結界の印が緩んでいないかを確かめていく。闇に隠された印は見付かった形跡は無い様子だった]
……よかった。
もしも印が緩めば、何かの弾みでどうなる事か。
[呟く青年の視線が向くのは西殿内の破壊跡]
[印の場所から離れ、青年はまた次の印を目指して密やかに歩く。
途中、赤の鱗に覆われた若焔の姿を見かけ、その言葉を遠く耳にしても青年が声を掛ける事はなかった]
………此処も、大丈夫。
まぁ、万一の事があっても…術を返せばいいだけ、かな。
[それは幾つめの印の確認の時だったか、青年が苦笑を零した。
禁じられた術を一番安全に他者が解く方法は術を返す事。返った術の影響は元よりも強く術者全員に及ぶけれど、元々かかわりの薄めなクレメンスは元より今のオティーリエにも死ぬ程の反動は向かないと判断する。
現に青年は月闇の竜の目覚めは気付けない。それは彼女への結界の――…禁呪の影響が弱まったという事の証明だった]
だけど、その前に剣を――…必ず。
[呟きは風に消えて、再び青年は次の場所へと立ち上がる。
ふと、顔を上げるようにどこかを見たのは簡易の陣が消失する気配が血に届いたから。口元に微かな笑みが浮かび、青年はまた次の印へと歩いていく]
―結界内―
[最後の一つの確認を終えて立ち上がった青年は、そのまま結界を出ようとして動きを止める。目覚めたなら問いたい事が一つあった]
……どうして、かな。
[聞きたいのか聞きたくないのか、迷うように目を伏せた青年は、やがて気配を消して西殿の中へ滑り込む]
―結界内/西殿―
[青年の足が向く方向に迷いはなく、やがて月闇の竜の声と鋭さを含む疾風の竜の声が聞こえた。眉を寄せて足を速める]
「何かありましたか――…?」
[彼女の声が届かないのは判っていたが、此方からの声が届いているのかは判らず問いかけた。その分、様子見をしている形になる]
―結界内/西殿―
[心の声は返らない。けれど心の動きは感じた気がした。
当然ながら明らかに友好的と言えない疾風竜の言葉に苦笑して、青年は気配を消すのをやめて一歩踏み出す]
――…お呼びですか?
[その口元に浮かべるのは常の笑み。
弱っている彼女よりも、青年に疾風の竜の意識が向くようにと]
「まだ起きてはいけないのに」
[視線は疾風に逸らす事なく向けて、月闇に心の声を投げる]
「回復には時間が必要だそうです。無理はいけない」
―結界内/西殿―
[疾風竜へと歩み寄り、月闇の竜との間に入る。彼女を庇う位置に立ち、左の手は青年自身の頬の上へと伸ばす]
それにしても、気持ち悪いとは失礼ですね。
結界内部を探るという力も気にかかる。
どうしてか見せていただきましょうか――…動くな!
[宣言を終える前に外した眼鏡の奥、紫紺の瞳が赤紫に変わり、目を合わせ心を縛る。そしてそのまま覗き込むのは疾風竜の秘密]
/*
どうやらそのようですね。
試したら見えました。説明ありがとうございます。
疾風殿>一時間待って反応なしに見えていたので智狼能力発現ロールを落してしまいました。強引な展開になり申し訳ありません。
月闇殿>反応返せずすみません。
―結界内/西殿―
[不思議と続いていた疾風と月闇の竜の会話を遮り動いたのは、結界を窺う力を持つと見受けられる少年が弱っている彼女の『前と違う』何を見るかという危惧の為。女である動物の勘は侮れない。
安心してほしいと微笑を浮かべたのを見てはいたが、オティーリエの無茶を見たばかりである青年には見過ごせない出来事]
――…あぁ、それで貴方には力が。
[表層だけではわからないと心の奥底を覗き込み、得られた答えに目を細めて元通りに封をする。それには多少時間がかかり、小猿の動きまでは追えなかった]
[疾風の竜が頭痛に気を取られている間に、青年は眼鏡を戻す。同時に心の束縛も解け、声を上げた少年は額を押さえた。
青年は見たものについてそれ以上触れる事はなく、小猿と疾風の竜の様子を見つめる]
……ですが、此処で暴れると結界が壊れますよ。悪い方向に。
[純粋な事実を指摘する。後ろから聞こえる笑い声に微かに口元の笑みが戻ったが、挑発しているように見えたかもしれない]
― 西殿・結界付近 ―
< 行く処があると告げ、幼児とは別れた。本当は宛てなどなかったが。
首飾りは手の内に、手は黒布の下に。
もう一振りの剣の揺らぎに呼応しているのか、認められぬ者が有しているためか、石よりは静かに脈打つ力の鼓動が感じられる気がした。
固く握り締め、結界に包まれ閉ざされた侭の西殿を仰ぎ見る >
―結界内/西殿―
[睨み合いはどれ程か、問いに青年がようやく口を開く]
……私は『自由』を求めているだけです。
疾風の貴方なら、私の『願い』も判るのでは?
[頬にかかる青玉と精霊銀の鎖を後ろへと流す。肩のロッドが抜かれたなら再び心を縛るつもりで視線を合わせる]
他に方法があったなら、『力』を求めはしない。
必要だからこそ騒動とやらを起こしているのですよ。
―結界内/西殿―
[繰り返される言葉と沈黙。それを経て返ってきた疾風竜の問いに、青年は口元の笑みを苦笑に変えて頷いた]
……えぇ、本気ですよ。
ですが貴方に問うた私が迂闊でした。
貴方には…きっと本当の意味での『自由』が判っていない。
[しゃらり瀟洒な音を立てる鎖にかけた手が眼鏡のレンズを少しずらして、紫紺の瞳を覗かせる]
置き土産を一つあげましょう。
貴方に起こりえたかもしれない『自由』のない夢を。
[覗いた紫紺が少年へと白昼夢を映す。
生まれた時から竜でありながら人の姿しか取れず、ただ仲間が飛ぶのを見ているだけの――…悪夢にも似た幻]
[それが見えるのは、否、疑似体験するのは少年の意識のみ。
体よりも大きな翼を持ち風に乗る事の出来る疾風竜が、竜となれぬ故に飛べず、ただ空を見上げているだけの夢]
……少しだけでも、わかってもらえるといいのですが。
[白昼夢は短く、少年が現実に返るのは瞬きほどの時間。
それを待たずに青年は目を伏せて、少年の夢を渡り消える]
「――…逃げると約束しましたから」
[背後にて構えていた月闇の竜へと哀しげな眼差しを*残して*]
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