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わ、わっ?
そんなことしたら、苦しいよっ。
[ゲルダに声をかけるけれど、
ベッティの様子も気になって]
‥‥‥怪我、ない?
[そおっと覗き込みます。
あおい子、腕の中で暴れてますけれど。]
あれ、ヌシせんぱいだ。
そうそう、照れるのも良いけどゲルダ、世の中まだCとかDとか先は長いんだからそう気を落とさず…
…またハーレムか!
聞き捨てならない連中の多いことだな!
ベッティちゃん、大丈夫かい?
[吹っ飛んだ少女に手をさしのべた]
[先に言ったら先に言ったで、その場から動けなくなる事請け合いだったワケですが。
ぎゅーっと絞められた龍は尻尾じたじた。
ベッティとカヤの接触事故が起きたのは、真紅の龍にとっては幸いか。
ほんの少し、力を緩めて(でも首はぎゅー)、そちらと視線を向ける]
て、大丈夫、二人とも?
うええ…ほ、星が見える…。
[くらくらちかちか。多分見えてるのは星でなくて、精霊の煌きとかそんなもんなわけだが。
ぽふぽふピノ君は定位置に移動して、しっかりしろと言わんばかり。
エーファに声をかけられて、ようやくこっちに意識が戻ってきた。]
う、うん…ぐらぐらするけど、あんまり痛くはない…
あ、ありがとうございますー。
[ウェンデルの手を借りてよいしょ。何とか立ち上がる。]
そもそも一体何が飛んで――
[と辺りをきょろきょろすると、後ろにひっくりかえってる小さい人が。]
ヌシせんぱい、ヌシせんぱーい?
[ベッティのほうはウェンデルに任せて、
呼んでみるのですけれど返事はありません。
ちょっとずれかけたカヤの帽子を直してから、
ほほをぺしぺししてみたり。 しぃん。]
‥‥‥寝てる?
「気を失ってるって言うんだよ。
でもその人、ハーレム希望の変態さんだからいいんだー」
ヌシせんぱいがハーレム希望?
ヌシせんぱい、女の子が好きなの?
[あおい子と漫才中。]
先は長い、ってそれ、どーゆー発想ですか!
[ベッティを助け起こすウェンデルに突っ込み入れつつ]
……主様は、そういう趣味はないと思う、けど。
[漫才しているエーファにも、突っ込みいれた。
一応、落ち着いてはきているらしい]
こ、こっちは何とかー。
[カヤ→ベルダと行ってた視線は、ぎゅーむと両手で顔を挟まれてウェンデルに。]
???
な、何ですか?
だよね。
女の子が女の子好きでもおかしくはないけれど。
精霊さんハーレムなら、ちょっとわかるかも。
[しゃがんだまんま、ちっちゃな声で、
なんだかひとりで納得しているのでした。]
じゃなくて、うんと、ええと、そうだ。
水の乙女、
川のせせらぎの如き安らぎを、
貴女のひとときのかけらを彼の者に。
[水の精霊にお願いするのは、治療ではなくて痛み止め。
体内の水を利用してのものですから、大したことは出来ないのです。]
‥‥‥たんこぶ出来てないかな?
[座りこむとカヤの頭を持ち上げ、
膝に乗せてなでなで。
あおい子は地面に下ろされて退屈そうでしたが、]
「きゃー きゃー
ちゅー? ちゅー?
はれんちー!!」
[ベッティとウェンデル見上げてなんか言ってます。]
[3割変態さんにじーっと近づかれて、だらだら汗が。
それでもじっとしてたのは、残り7割を一応信用してたからだ。恩もあるし。
が。青もこが何か言うので一気にぷちっと逝った。]
う、わあああああああ!?
[悲鳴?の後、どかーん!と突然爆発。
周囲の壁とか人とか、まとめてぶっ飛ばした。]
[一人で納得しているらしいエーファの呟きはよく聞き取れず、瞬き一つ]
んー、大丈夫だと思うけど。
おかしなとこぶつけてたらまずいから、保健室には行った方がいいかもね。
[頭は大変、とか思っていたら。
ウェンデルとベッティの様子に、また、違う意味でぴしり、と*固まった*]
/*
エーファはカヤ女の子と理解してたり
実際に見ていたりしていなくとも、
最初から、そう思い込んでいたというお話。
[ どっかーん。 ]
[まとめて吹っ飛ばされました。
カヤは運良く?あおい子がクッションになったし
まだ痛み止めが効いてはいるでしょうけれど、
エーファはまともに食らって ぐるぐる きゅう。]
ベッティ。
君の目の色は…
[珍しく真顔になった瞬間…
悲鳴、そして爆発。
その時、ウェンデルの脳裏をハーレムとかちゅーとか、変態とか色々な言葉が駆け巡り、後に語るところによると最期に彼が思ったのは『ゲルダの足元に吹っ飛ばされるならラッキー』とかだったそうな。*]
[そんな騒ぎは当然ながら他のひとにも聞こえるわけです。
あおい子を探していた用務員のギュンターが駆けつけご立腹。]
[精霊ハーレムなら望めばいくらでも、じゃなくて。
そういう趣味は当然ないけど気絶中では反論不可能。
エーファの膝枕でナデナデされてる内に、なんとか意識が戻り]
ん…いたた。
あ、れ?
[視界に入った光景、というかエーファの顔に目をパチパチ。
とっさに体勢理解してなかったり。
口を開く前に聞こえてきた青もふ台詞に混乱する間もなく。
どっかーん☆と共に吹っ飛ぶわけですが]
きゅぅ…
[青もふクッションはあったけど後頭部のたんこぶ五割増し。
溜め込んでた分ベッティの暴発はナカナカ派手だった模様。
それでも痛み止めのおかげで起き上がるのは比較的早く]
ぅ…えっと、みんな、生きてる?
[とりあえず手近なエーファの頬を弱くペチペチしたり]
[ウェンデルが最後に言ってた言葉とか、当然聞いてない。
最後の願いが叶ったかどうかも分かりませんはい。
媒介なし、呪文なしで無理やり使ったのは習ってもない知らない魔法。むしろ魔力の塊そのまま外に出した、魔法より原始的なものだったり。
使った方は使った方で、そんな大掛かりなもの使ったもんだから、反動でその場にきゅぅと倒れこんだ。
起きたらきっと大目玉。
ピノ君はお構いなしにころーん。もふり。]
[意識が飛んでしまうまではいかず、
なんとか人の姿を保ったままでした。
ほほを叩かれて、ぐるぐるの目がぴたっと止まります。]
‥‥‥びっくり、した。
生きてる、生きてる。
あ、ヌシせんぱい、おはよー‥‥‥。
[あちこち痛いし、なんかぼろぼろですけれど。]
[グルグルの目が止まって一安心。
借りは返す主義なので]
あ、良かった、生きてた。
けどボロボロだあ。
[治してあげたいけど…と見回すと用務員が広範囲治癒魔法。
とりあえず動ける程度には回復させてくれた様子。
なので埃とかパタパタ払ってあげてから]
…あ、潰れてる?
[ようやく下敷きにしてた青もふに気付いてぷらーん]
[用務員さんは叱るより先に惨状を嘆くのでした。
壁は大地の精霊にお願いして直して貰うつもりみたい。
あおい子と勘違いしてピノを摘み上げようとしていたり。
あおい子はといえば、カヤに潰れされたんですけれどね。]
[叱る対象がこんなんだと叱るに叱れないようで。嘆く用務員さんにしっかりせい!とかぺしぺし頬を叩かれるが、まだちょっと夢より遠い世界の中。
間違えられてつまみ上げられたピノ君の方は、『きゃー』とやっぱり楽しそう。]
生きてればなんとかなるなるー‥‥‥
[くらくらしながら言っていますと、
用務員さんのかけてくれた魔法のおかげで、
なんとか起き上がれるようにはなりました。
ウェンデルはそうそうやられちゃったりしないし、
ゲルダは龍に任せておけばきっと平気でしょう。]
あ、潰れてる。
[カヤとおんなじことを繰り返します。
それでもって、きょろきょろすると、倒れてるベッティ。]
‥‥‥ちゅーにびっくりしちゃったのかなあ?
[薄青ピノ君が青ふわが潰れてるの見て、『ざまみー』とか言ってるけど聞こえてる人はいるのかどうか。
摘み上げられるピノ君もピノ君でアレな格好なわけですが。]
[ウェンデルとゲルダも死んではいないようなので安堵して。
回復は用務員にお任せしました。だってそれも仕事だし]
ええっ、ベッティってキス魔…!?
[混乱もあいまって更に誤解が生まれるようなことをぽつり。
薄青もふの代わりに青もふ差し出して]
…で、一体何がどうなってるのか説明してくれる?
[青もふ逃げ込んだ先でもあるエーファにイロイロ込めて*質問*]
[むしろキス魔は先輩の方だー!
とかいう突っ込みは出来ませんでした。聞けてないし。
用務員さんがとりあえず、コアだと思ってるピノ君と、騒ぎの原因である自分連れて、どこかに連行(という名の介抱)して*ゆきましたとさ。*]
…どしたの?
てかなにやってるの。
[ゲルダが復活したのも確認してから、今の導師の所に状況説明に行っていたわけですが。
戻ってきたらアレでソレな状態になっていたりするわけで]
あー。
その壁はあたしがやるから、回復とかできる人はそっち優先して。
あと現場整理。事情分からないと出来ないし。
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