人狼物語 ─幻夢─

45 Baroque stone


作家 ヘルムート

―数年後・とある城の一室―

[仕えていた主は、確かにあの日以来、別荘に戻っては来なかった。
姿を見ることもなかった。
屋敷へと報告をし、後に別荘を引き払うことになったとき。
そのときに見つけた羊皮紙の束を、女は今も大切に抱えている。
そこに紡がれていたのは、未完のままの人と狼のものがたり]

フォン・ティーク卿……。
いいえ、ヘルムート・フォン・ティーク様。

[今日が、遺稿となったそれの発表日だった。
だからこそ女は、使用人として主の名前を呼ぶのではなく。
愛読者として、作家の名前を呼んだ]

(1148) 2009/09/01(Tue) 21:21:40

SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
人狼物語 幻夢(和名&ver.Schwarzes) by azuma
幻夢学園 by seileitoh/日向星花
人狼審問画像 by kiku2rou
黒い森 by 坂無炳吾
トロイカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 by きりのれいん
人狼物語 星影 by kayu
バナー画像 by Silverry moon light