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―生徒会室―
[絵に、色を落としていく、元の青の色をつぶす色を、
あと少しで、全部終わる、筆をすべらせた場所は、赤の色に染まっていく、時間がたてば次第にそれは黒く変色するだろう色。
やがて、ボクはすべての背景を塗り終えて]
あと、一筆……
[左腕から流れ落ちる血が、床にたれ落ちていく。
足りなければさらにカッターで刻み、そうしてようやく塗り終わった頃には床の血の量も結構なものに]
[ボクは最後の一筆を、自分のキャラのところに乗せる、赤い色を、ボクの血を]
終わらせよう…
[ボクがボクを襲うように、しっかりと塗りつぶす。
ボクがこれで死ねば、このゲームは成り立たなくなって、終わるはずだから。
ユリから、皆が待ってくれるらしいことを、コエで伝えられて]
よかった……
[ボクは呟く、声とコエで、漆黒の獣がボクに迫ってくるのを感じる。
ボクは目を閉じて、その時を待ちながら、最後に考えたのは……**]
宮町……ハルエのことカ?
[ワクテカしながらサクラコの今北産業を待つも、1行目に当たる事実に、顔色を曇らせる。
無意識だった手は、意識を持って首元を抑えた。]
……そうか、ヒビキが狂人。
[けれど、彼女に対して何かを言う訳でなく、2行目にあたる人をチラリと青が見やる。首を傾げてから現世に視線を向け]
―――……。
[ハルエに対する想いを呑み込んだように、同じく現世に対する想いもまた呑み込み、沈黙を作った。]
[顔色を曇らせるマリーに失敗だったかな、と思いながら、それでもこの場から離れられないのなら、いつお互いを認識しても可笑しくはない]
うん、春枝さん。
――もうすぐ、終る気がするけど……
そのとき、私達はどうなるんだろうね……
[考えたくないけど、つい考えてしまう]
[生徒会長室で何が起きているかは知れない。
ただ、この悪夢が終わるのなら――
佑一郎は誰の死も――
人狼役である二人の死さえ望まない。
償いは生きて為すべきものと思っているから**]
――……そうネ。
出来れば、何も恨まずに、mamの元へ逝けたら
マリーはいい。
[サクラコの言葉に、祈るように呟く。
心の中で、現世に1人残してしまう父を思いながら。]
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