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[返せ、という言葉に。異眸が険しさを増す]
「返せ」だあ……?
何、寝言ついてやがる。
自由を与えると言いつつ、結局はあんた自身が、彼女を一番束縛しようとしてんじゃねぇのかっ!?
[まず、自分の体が抱きかかえられているのが分かった。
そしてその主が、流れる水であることも分かった。
更に、懐かしい声が、蛇から聞こえた。]
望まれて、いる…
[呟いた]
欠けた心を埋めるのは、孤独を癒すために寄り添うのは。
必要なこと。
大事なこと。
……だけどな。
その存在を望む者は、一人だけじゃねぇんだ!
イレーネに、彼女に逢いたいと、願う者が他にもいるんだ!
本当に救いたいと考えるなら、何故、そこに目を向けさせない!
[叫びつつ、思い返すのは。
命竜の王の哀しげな瞳]
ここには昔、
たくさんの人びとがあって、
たくさんの出来事があったのだろうね。
[そこに残されているのは、崩れ落ちかけた神殿や屋敷のあと。都市は栄えていたのかもしれませんが、今は見る影もありませんでした。なんとなく左の手首を掴みますと、シャラ、と小さな音が鳴りました。]
それでも、今はもう、滅びてしまったのだ。
[やがて、ずしりと地響きを立てて、大蛇は地に伏した]
[そこに残るのは、ハインリヒの雷に焼かれた、元の大蛇の遺骸だと、知る者はいないだろう。雷鳴の主その人が目覚めるまでは]
[左手を軽く握って、ゆっくりと開きます。]
……時は、まだ。後、少し。
[人の少ない柱のそばに座り込んで、あおい虚空を見上げました。]
[肩に担ぎ上げようとした瞬間、呟く声。]
あー…起きてくれたね。
んじゃ下がっててくれる?
[すとんと降ろし、短剣を構え直して。]
君の望みが、彼と共にあることならば、僕には止められないが……。
僕にはそれが正しいとは思えないから。
[アーベルが抱えてくれていた事にも、肩にかけられた上着が彼のものであることにもに礼も言わず、北のほうに遠い目をうつす。
そしてアーベルに言われた言葉に、思い出す。]
…私が望む事?
[ゆっくりと思い出す。ぐるぐる。
そうだ、私が望んだから。]
望まれているならば、行かないと。
それが私の望みだから。
[心の内で、語りかける。
それは彼に届くのだろうか?]
[途切れた気配と倒れた黒焦げの蛇の姿に、一つ息を吐いて。
黒の光の鎖を右の腕に巻きつける]
……可能性が、複数あるんだから。
閉ざす必要なんかねぇだろ……。
見れるもの、全てを見せた上で、一つを選ばせる。
何故、それが選べん……。
ひぅぅ。
[大蛇が黒焦げの遺骸へと変化して動かなくなったのを確認して。
どこか変な呼吸も漏らすと再びその場にへたり込んだ]
待っているよ…
[続く笑みと囁きは、誰に向けたものだったか、薄く薄く、幻影のごとくに掠れた魔の影は、残された左の瞳で、地上の有様を映す裂け目をただ、静かに見つめ続ける]
[イレーネの方を、振り返り]
……行きたいというのが君の意思であれば、それを阻む権利は俺にはない。
ただ、忘れないで。
君に逢いたいと願う者がいる。
逢わせたいと望む者がいる。
そして、道は一つだけじゃない、という事を、ね。
[手の中の膨れ上がっていた水を鎮めた後に、短剣をシースにしまいながら、振り返り。]
……望まれてるから、それだけなの?
[瑠璃紺が、どこか寂しげに揺れた。]
[手の中の膨れ上がっていた水を鎮めた後に、短剣をシースにしまいながら、振り返り。]
……望まれてるから、それだけなの?
[瑠璃紺が、どこか寂しげに揺れた。]
イレーネ……
[呟く彼女に何と言葉をかけていいのかは分からず。
続いたオトフリートの言葉にコクコクと頷いた。
そこに込められた真意はあまり理解できていないかもしれないが]
[オトフリートの言葉に、ぴく、と肩を竦めてそちらを見る。]
君に逢いたいと願う者。
逢わせたいと望む者。
[復唱する。
…どうしよう。どうするのが良いか、分からなくなってきた。
選ぶ、のは難しくて。
思案している彼女に、アーベルの言葉が降り注ぐ。]
…それだけ?
そう……貴方にとっては、それだけ。
それでも私はそれだけを……どんなに、切望してきたか…
[ゆら、と背中の空気が陽炎のように揺らいだ]
俺を育ててくれた、養母殿……命竜王は。
君の母上を、そして、その血を継ぐ君を。
ずっと、案じておられる。
……俺が、子供の頃に何度も聴かされた歌、教えようか?
[更にアーベルの言葉に肩をこわばらせる。
誰かを望んだ事。
強く強く、望んだ人があった。
強く強く望む為、いなくなった時に大きく力を使った人があった。
それでも…すぐに、いなくなった。
私の背中に模様を刻んで。]
………だって。
[色々思い出し、思案したが口から出たのはまるで子供の言い訳。]
[疲労による眠りから覚め、辺りを見回す。]
な?!
なんでここに、あの時倒れた蛇がいるんだ?
[大蛇の死骸を見て、驚く。]
まあ、死骸だからいいか。
それより、どうしたんだ。
望まれてるとか何とかって。
[オトフリート達の方へ目を向ける。]
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