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―明け方・kirschbaum―
[血を洗い流したミハエルが、喫茶店である一階へ降りると店主がアイスティーを用意して居た。恐縮するミハエル。
「本当は、此処へ泊まれれば色々楽なんだけどな」店主はそう呟いたが、此処は満室だからと笑った。いまは宿泊客も、出掛けて居るだけだから、帰ってくるから、と。]
[汚れたシャツを外套で隠して、着替える為に宿へ戻った。
それから、街へ出る。]
―森の中/樹の下―
[目を閉じかけていたけれど、苗床は少しわらうと、そっと根を見やる。]
おいで、君も来たいのだろう?
[呼び寄せ足のうちにいれると、立ち上がる。]
果実を探してこようか。
かの火の竜より、かの神鳴りの人より、かれは食べないだろうけどね
[心配かけてしまったし、仕方ないかなんて呟くよに。]
−北東の森−
[アマンダは、迷いなく進むユリアンの後ろを付いて行く。
草花までは無理だけど、大地には足を取らないように頼んだろうか]
ユリアンはティルと惹かれ合う絆があるのだね。
不思議。どうしてかな?
[「魔と人なのに」と種族を超えた繋がりに不思議そう。
首を傾げていると、三ツ花の蝶のお出迎え。
茶色の目を細めて御挨拶]
おはよう。お迎えかな?
[ミハエルは昼頃には墓地へ行き、長いことそこへ佇んで居た。
弔うものがある訳では無い。
人が訪れることも少なく、静かな墓地は少し、銀世界を思い出させるから。いまは穏やかに力を蓄えるべきと、そうしていた。]
―樹のそば―
[ひらり、いつのまにかいなくなっていた花が、
苗床の視界に姿を現す。
困ったよに手を差し伸べて、その指先に三ツ花を留まらせた。]
[そこに集まっている人たちは、疲弊しているように見えた。
唯一、団長だけがピンピンし剣を携帯砥ぎ石で砥いでいた。
生命の焔も、ゴオゴオと音を立てている程にすら見えた。]
奥に行きたい。
[誰にも聞こえない程小さく呟く彼女も勿論疲弊しきっていたが、再びあの心の魔の方に行きたいと願うのは、対であるからなのだろうか。
だがとりあえず、オトフリートの意識が戻るまでは待つべきなのだろう、となんとなく思い、岩に座り込んで膝にひじをついた。
と、不意に思い出して、アーベルの方へ近寄り]
ありがとう。
[色々な事に対してお礼を言った。]
上着は…後で返す。
[その上着はもうじゃぎじゃぎなワケだが。]
─喫茶室─
[ソファーに横たえられたまま、醒めぬ癒やしの夢の中。
肩の傷口は薄皮一枚ほどではあるが塞がり、力は次第に満ちてゆく。
回復に専念しているのか、*いまだ目覚める気配は無い。*]
−北の遺跡−
[柱に背を凭れてそらを見上げるベアトリーチェに、力なきものが気附くことはありませんでした。まるでその存在が世界とひとつになってしまったように、あるいはこの世界に存在していないものであるように。]
もう、少し。
[天のいろが移り変るのにつれて、人の影は一つ一つと消えてゆきます。それは日が落ちてゆくからなのか、書の力によるものなのかはわかりませんでした。
そして時間が経つのにつれて、からだの中に巡る力が高まってゆくのがわかります。それをたしかめるように、腕輪を嵌めた左のてのひらを柱に押当てますと、眼を瞑りイメージします。ずうっと昔の、都市の姿を。それは本で見た知識と想像の合わさったものに過ぎないのですけれども、ふわり光の粒子が集まりますと、柱は亀裂もない綺麗なものに直ったのでした。]
[...はアマンダの疑問に優しく答える]
それは今でもわからない。
ティルは「波長があったのかも?」とか言ってたけど。
理由なんて今としてはどうでもいいかな?
こうしてコエが聞こえるのは確かなんだから。
[前を飛んでいた蝶がふんわり羽を休めた。
ずっと探していた人が目の前にいて]
おはようさん、ティル。目、覚めたか?
[いつものように笑いかけ、ぐしゃっと頭を撫でた]
[ふっと顔を逸らしますと、ベアトリーチェは柱から離れて遺跡のそばから続く森へと向います。町の東にまで広がる森は巨きく、そして豊かでした。
果実の成っている樹を捜して、ゆっくりと辺りを見渡しながらあゆみます。自分で創れもするのですけれど、それは力を使ってしまうことになるからいけないのでした。]
―樹のそば―
[やってきた風と地に、苗床が向けるは微笑。
何を話していたのかはわからないけれど、
二人が仲のよさそうな様子にほっとしたのかもしれない。]
おはよう、ユリアン、アマンダ。
心配をかけたようで、ごめんなさい
[コエでは伝えたことをもう一度。地の精にははじめての謝罪。
撫でられては、わずかな苦笑。]
[二人の帰還を確認し、懐中時計をしまい込む。]
ようやっと帰ってきたか、お二人さん。
皆、心配してたぞ。
奥の方は危険なんだからな。
少人数での行動は慎んでくれ。
[イレーネとオトフリートに軽く説教した後、ギュンターから応急処置セットを借りる。]
化膿しないうちに処置しておきたい。
怪我してるなら見せてくれ。
[まずは、見るからにぼろぼろなオトフリートの様子を見始める。]
必ず、皆で帰るんだからな。
もう、勝手にどっか行くんじゃねえぞ。
[と、小さく*呟いた。*]
−→樹の傍−
[アマンダはユリアンの言葉に、また瞬く。
優しい言葉とか、態度とか、そういった色々変わっているものに。
精霊であると、対であると、知られたからだろうかと、声を出して*訊ねはしなかったけれど*]
[軽い説教を正座して聴いた後、応急処置セットを、ものめずらしそうに覗き込む]
…私は、平気。
彼の腹が、斬れている。結構深く。
癒しはしたけれど…
[勝手にどっか行くんじゃねぇぞ、との言葉に目を丸くして。
ふわり、と泣きそうな顔で少し微笑んだ。]
[コエでは伝えきれない気持ちを、
頭を撫でる手にぎゅっと込めて]
全くだ。とても心配したよ。
元気になったなら、さあ帰ろう?……ん?
[...は未だに気を感じることはできないけど。
草木を揺らすざわめきが風によるものではないのは明白。
――それはとても清らかで、この森には異質な感覚]
[やがて一本の樹の前で立ち止まりますと、それを見上げます。手を持上げると、淡く光る小鳥が宙を舞って枝まで飛んでゆき、たわわに実る果物を突きます。重力に引かれたそれは、ベアトリーチェの手の中に落ちてきました。
一口齧ると、新鮮な味よりも、翠樹と大地の力が強く感じられました。]
本当に、ごめんなさい。
[ユリアンの気持ちは伝わってきて、じんわりとした優しさに、
少し嬉しくなる。
しかし気づいたらしい風の子に、
心配させぬように微笑んで]
うん、帰ろうか。
大丈夫だよ
[何が、とは言わずに。]
[回復したように見えるティルから「大丈夫」と言われ、微かな不安と違和感はどこかに消え去り]
はやく帰ろうぜ。お腹すいたー
飯飯。ハーヴェイさんのごー飯ー!
ほら、また迷子にならないように。
しっかり捕まっておけ。
[すっかり日常モードの...はティルに向かって右手を*差し出した*]
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