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ふえ?
……あ、オトフリートさんのところにいた子だったの。
[良く見ればちゃんと時空の気配を宿した、見たことのある白梟で。
喋れるのは彼女も知らなかったけれど、最初の衝撃よりは逆に小さかったらしい]
ごめんね?
[そう謝りながら近づいて、そっと頭を撫でてみようとした]
[感じた気配の事は取りあえず置いておいて。
取りあえず、今は……]
あー……っとにぃ。
[目の前の小さな部屋。
そこでの光景に、頭痛を感じる。
角を曲がった先の小部屋では、一つ目の巨大トカゲに囲まれる男性の姿。
……気合は相当入っているようだが。
あからさまに、空回り中]
[裂いた服の下は、その身を守る本能ゆえか、
それとも擬態するほどの力が残っていないのか、
真紅の鱗に覆われ、同じ色の血に塗れている。]
「いえ、お気になさらず」
[ようやく自分を認識してもらえた白梟、ちょっと機嫌を直したらしい。
撫でようとする手に逆らわず、大人しく、されるがままに]
……フィロメーラは、助けて呉れたんだよ。
[短くそう云って、一歩、二歩と下がりますと、左の拳を握り、右の手は鎖の輪へと触れました。それから眼を閉じて、小夜啼鳥が夜ぞらを巡る様子を画きます。そして緩やかに手を延ばすのに合わせて、イメージを広げてゆきます。]
今日は、帰るよ。
[すると、ふわり、とその背に白い光の翼が現れたのでした。薄く光を纏うベアトリーチェの姿は、“神の御子”と云うのに相応しかったかもしれません。]
お休み、皆。“また、明日。”
[まるで、いつものように挨拶をして、ぺこりとお辞儀をします。
そうして地を蹴ると、小さなからだはそらへと舞い上がり音も鳴く羽搏いて、闇の彼方へと向ってゆくのでした。
月の雫のように零れ落ちた光の粒子は、傷附いたものたちを優しく包み込んで、癒そうとすることでしょう。それがベアトリーチェ自身の意志なのか、強過ぎる天聖の力の影響なのかは、わかりませんけれども。]
……やれやれ……。
[相棒の機嫌の推移など露知らず。
勿論、相棒もこちらのため息など知らぬまま。
何はともあれ、と再び鎖を展開する]
中位魔獣か。時間かけても意味はないな。
[さらりと言いつつ、煌めく鎖を舞わせて]
エターナル・ロンド。
……裂空陣!
[声に応じて、無限鎖は一つ一つの輪へと解け。
その一つ一つが空間と共に、トカゲの群れを切り裂く。
唐突な出来事に、さすがに自衛団長は絶句したらしい。
まあ、当然だが]
[飛ぶというのは初めての経験の筈なのに、
ベアトリーチェは難なくそれを受け入れるのは、
矢張り彼女と二つで一つの存在であるからだろうか。
天つ空を駆け巡る、戦乙女(ワルキューレ)と]
……向こうはかなり均衡が崩れてきているよね。
[白梟の頭を撫でながら、低い声で答える。
先程見てしまった光景を思いしながら。
自分もこちらに来てしまったせいで、安定を完全に崩してしまった女性のことを思って]
このままだと……
[しかしこちらからではどうしようもない。
オトフリートが取り込まれたということは、まだ鍵の書は向こう側にあるのだろうから。
そしてここから出るためには、書が必要なはずだから]
…………。
[少しだけ泣きたくなってきた]
このまま、どこまでも飛んでゆけたらいいのにね。
[微笑う少女の言葉に、彼女はそうね、と優しく答える。
けれどもそれは、今のベアトリーチェには、*叶わない*]
[輪となった鎖はターゲットを消滅させるとまた元の形を取り戻す。
同時に感じる、微かな目眩]
……っと……ちょいと、飛ばしすぎたか……。
[いや、ちょっとどころじゃないのだが。
それでも、最深部近くで気絶するのが危険なのは分かっているので。
呆然から立ち直るなり、ハイテンションで喋り始めた自衛団長に頭痛が更に増すのを感じつつも]
……と、り、あ、え、ず。
単独行動は危険に過ぎるので、他の皆と合流したいんですが。
……文 句 は な い で す ね?
[問いかけの形は取っていても、有無を言わせぬ低い声に。
団長はぴたり、と喋るのをやめて、頷いた]
お前を助けたのであろうと、それは過干渉だ。
赦されざることだ。
この世に在る筈でない者がこの世にあり、この世にあるべきものを損なうのであれば………消えるが良い!
[力を、地へ向けて叩き付ける。
地中の水分が凍り、霜柱のように立ちあがる。
霜柱と呼ぶにはその先端は鋭利で、明らかにひとを傷付ける事を目的としていたのだが。]
[白い翼を得たベアトリーチェは、いつものようにお辞儀をして、闇の彼方へ消えた。]
[アマンダは、動けない。
夜空へ羽ばたくベアトリーチェを、見上げるだけ。
やがて、その姿が消えた後。
零れ落ちてきた月の雫の最後の一つを受け止めれば、指先に鈍く残る痛みは消えてゆく。心の痛みは消えないけれど]
…「また、明日。」か…
ベア…明日になれば、君は………
[続く言葉は音にはならず。
紅の痕残る指先は『千花』を*静かに撫でるのみ*]
[深刻な様子の皆に、白梟はばさり、と一つ羽ばたいて]
「……相方が、迷子の御方を保護したようです。ほどなく、こちらへ合流するかと」
[伝えたのは、ある意味、朗報なのかもしれない]
[呆然とベアトリーチェの宙を舞う姿を眺めていた
もしかしたら見ほれていたのかもしれない]
――今日は、帰るよ。
――また、明日。
[その言葉がリフレインして]
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