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待っているよ…
[続く笑みと囁きは、誰に向けたものだったか、薄く薄く、幻影のごとくに掠れた魔の影は、残された左の瞳で、地上の有様を映す裂け目をただ、静かに見つめ続ける]
[イレーネの方を、振り返り]
……行きたいというのが君の意思であれば、それを阻む権利は俺にはない。
ただ、忘れないで。
君に逢いたいと願う者がいる。
逢わせたいと望む者がいる。
そして、道は一つだけじゃない、という事を、ね。
[手の中の膨れ上がっていた水を鎮めた後に、短剣をシースにしまいながら、振り返り。]
……望まれてるから、それだけなの?
[瑠璃紺が、どこか寂しげに揺れた。]
イレーネ……
[呟く彼女に何と言葉をかけていいのかは分からず。
続いたオトフリートの言葉にコクコクと頷いた。
そこに込められた真意はあまり理解できていないかもしれないが]
[オトフリートの言葉に、ぴく、と肩を竦めてそちらを見る。]
君に逢いたいと願う者。
逢わせたいと望む者。
[復唱する。
…どうしよう。どうするのが良いか、分からなくなってきた。
選ぶ、のは難しくて。
思案している彼女に、アーベルの言葉が降り注ぐ。]
…それだけ?
そう……貴方にとっては、それだけ。
それでも私はそれだけを……どんなに、切望してきたか…
[ゆら、と背中の空気が陽炎のように揺らいだ]
俺を育ててくれた、養母殿……命竜王は。
君の母上を、そして、その血を継ぐ君を。
ずっと、案じておられる。
……俺が、子供の頃に何度も聴かされた歌、教えようか?
[更にアーベルの言葉に肩をこわばらせる。
誰かを望んだ事。
強く強く、望んだ人があった。
強く強く望む為、いなくなった時に大きく力を使った人があった。
それでも…すぐに、いなくなった。
私の背中に模様を刻んで。]
………だって。
[色々思い出し、思案したが口から出たのはまるで子供の言い訳。]
[疲労による眠りから覚め、辺りを見回す。]
な?!
なんでここに、あの時倒れた蛇がいるんだ?
[大蛇の死骸を見て、驚く。]
まあ、死骸だからいいか。
それより、どうしたんだ。
望まれてるとか何とかって。
[オトフリート達の方へ目を向ける。]
「いつか飛び立つ時のいとし子
届けておくれ、届けておくれ
あの子にコエを
さずけられぬままの祝福を
いまはおやすみ時のいとし子
巡る輪のうちこぼれし子
わたしの腕のうちにいるまは
皆と変わらぬいとしい子
世を彷徨いし時のいとし子
終わり無きを定められ
御魂の安らぎえられぬ子
今はおやすみただゆるやかに
わたしの腕をはなれようとも
変わること無きいとしい子」
これは……俺のための歌であり、でも、君への想いをも託された歌。
それと、もう一つ……そっちは、墓地でヴィンターが歌ってたんだけど。聴こえてたかな?
[うたた寝している最中に聞こえていた会話を、僅かながら思い出したが。
今の話とどう繋がっているかは分からず。]
すまん、なんで揉めてるのか分からんのだが。
なんかあったのか?
あー。おじさま、おはよー。
[力なくへたりこんだまま、手をひらひら]
うーん、ちょっと襲撃がね?
[それだけじゃないんだけれど、とイレーネたちの方を見ながら]
[もう、どうしたらいいか分からなかった。
誰でも良いから望まれる事を望んだ、それはやはりいけなかったのだろうか?
どうしたらいいか分からないけれど、とりあえず望んでくれた魔に、会いたかった。
何らかの答えをくれるかもしれない。
くれないかもしれない。
また、甘い囁きに身を浸したいだけかもしれない。]
…分からない…!
[きょとんとしているハインリヒを突き飛ばし、その場から走って行った。]
まあ、なんだ。
事情はよくわからんが。
そろそろお腹空いたろ、ランプ屋の姉さん。
喰うか?
[シガーケースからシガーチョコを取り出し、*差し出した。*]
[走り去る姿に、舌打ち一つ]
無闇やたらと、動き回るなってのに!
[どこへ向かっているのか云々よりも、この場の危険性。
それを考えれば、放っておく事はできず。
後を追って、走り出す。遅れて舞う、白梟]
あっ、イレーネ!
[完全に力の抜けてしまった身体では追いかけることも出来ず。
追いかけるオトフリートも見送ることしか出来ずに]
…………。
[困りきった表情で残った人々を見回した]
[ワケも分からず走る。
暗い道で、壁やモノにぶつかりながら走る。
少し走ったところで…何かに躓いて、転んだ。]
…痛ッ…!!
[ずざさ、と顔から転び、肩をすりむく。
真っ暗で分からなかったが、すぐ近くに息遣いを感じた。
その顔を、突如生暖かくぬれたものが撫でる。
---何かの、舌だろう。]
[そして彼女が躓いたのは、別の場所で稼動するトラップだなんて彼女は気づいちゃいない。
ゴゴゴ、と音がしたのは、先ほど彼女が休んでいたあたりの場所だろうか。]
[迷宮の奥で、影が揺れる]
ああ、来るな…
[動き出した気配は二つ]
楽しみなことだ…
[くすくすと笑いながら、影はその色を深めていく。そして、ゆらりと濃い影の中に溶けて…]
[起きだしたハインリヒと焦げた蛇を交互に見やり]
あぁ、これがあの……?
って、あぁっ!!
[駆け出したイレーネに手を伸ばしたものの、届かず。]
[追うオトフリートと白梟を見送って。]
ん……まぁ、オトフリートに任せるかね。
彼女の事を良く知ってるみたいだし。
[岩の上に腰を下ろしながらイレーネの去っていった方を眺めて*ぽつり*。]
望まれたから、それだけじゃぁ寂しいと思うんだけどね。
望んだモノも、望まれたモノも。
[恐怖と八つ当たりもあっただろうか、彼女はその舌のある方に腕を伸ばす。
ふさ、と毛皮のようなモノが触った。次に来るのは腕への痛み。
爪が、閃いたのだろう。3本傷がつき、血が滴った。]
……痛い。
[モンスターの目がギラ、とひかった。
その時、後ろから足音が近づいてくる事に気がついた。]
[イレーネのすぐ傍、彼女を傷つけたモンスターの影から、すう、と一本の腕が伸びて、白熱の光を放つ剣で、モンスターの喉を無造作に掻き切る]
[暗闇の中でも視界を確保する事に問題はなく、その走りは揺ぎ無い。
ともあれ、今は同族の気配を追ってただ走る]
……っ……血の匂いっ!?
[やがて捉えた感覚、それが何を意味するかはわかっていたから]
イレーネ、無事かっ!?
[怒鳴るように声をかけつつ、黒の光鎖を展開する]
[近く、現れた影の腕。
その気配にほう、と安堵の声を漏らす。
近く、居る。]
…今。
[オトフリートの声が聞こえたが、再び立ち上がって駆け出す。
さまざまなトラップを気づかずに作動させながら。]
[飛び込んで来た娘を抱きとめ、追って来た時の竜に視線を投げて嗤う]
この娘は、私を選んだようだな、時の竜。
[勝ち誇った笑み]
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