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ぁ───っ。
[みしみしと]
[音は続く]
[蹲ったその背中]
[シャツに覆われた背中]
[まるで蕾が開くように]
[石の華が咲くかのように]
[みしりと確かな音を立てて]
[ゆっくりと剥離し]
[捲れ]
[布を裂き]
[その間も数値はただ]
[まるで時計の針が進むかのように]
[上がり続けた]
サァ、ピューリトゥーイを倒したら、
ワクチンをアゲルヨ
きくヨ
だって、一人、キイテタでしょ?
ウソじゃなよ…
[ケタケタケタ]
……なんだ?
[唐突に、笑い出す、銀。
天鵞絨を数度、瞬いた]
……まさか、とは思うが、こいつ。
暴走してるんじゃ……。
[過ぎった可能性は、信憑性を帯びているよに思えた。
そこに聞こえた、ナターリエの言葉]
……ああ。
俺も、やっぱりこいつは好かん。
思いっきり、ぶん殴るか……!
令嬢 ブリジットは、写眞家 アーベル を能力(守る)の対象に選びました。
[86まで上がった数値]
[男の背に咲くのは大輪の石の華]
ぁ、め───
[だめだ]
[やがてその数値が100へと更に上がれば]
[首の輪は自然と落ちるだろう]
[白い花]
[くちなしの花に似た]
[石の華]
───はな、れ
[離れて]
[最後まで、声にならない]
うん、イカれてる。
[ライヒアルトに頷いて手を離す。]
ゼルギウスは任せる。あたしは余力を残しておくから。
[変質していくアーベルから目を離さず、息を吸う。]
みんな、彼を説得して。あたしは彼の事、知らない。一番関わりが薄い。だから説得は任せる。
ダメだった時は、あたしが、"アーベル"を、殺す。
[初めてアーベルの名を呼んで、そう宣言した。どうしてもアーベルを殺したい人や、アーベルが殺されたい人がいるなら任せるけど。]
……ッ、――
[「負けないで。」ダーヴィッドに言った言葉を彼にかける事はなかったけれど、それでも祈ってはいたのだ。]
――アーベルッ!!
[あれは まるで華だ。]
…いけない、…
ベアトリーチェ…これを。
[傍の少女に腰に帯びた光沢を持つ楯を手渡そうと
そして女は赤を揺らしながら背筋を正し、腰に手を。]
[最後に確認出来たアーベルの首輪の数値は、45→51の上昇。数値の上がる速度は、すぐに目で追う事が出来なくなり、]
──アーベルッ!
[研究所に入ってからずっと支えていたアーベルの身体から、温もりが消えていく。震えた手が滑り、離れてしまう。踞る、青年の身体。彼の背中が裂け──。]
──アーベルッ!
[その瞬間、名前を呼ぶ以外に、何も出来ない。]
[アーベルの背、開く華。
天鵞絨を細めて、それを見つめ]
……いずれにしろ、唯々諾々と従うつもりはないからな。
暴走したプログラムであれば、それこそ、何をやらかすか、わからん。
[任せる、という言葉。
一つ、頷いた。
アーベルも止めなければならないが、『ゼルギウス』をこのまま稼動させておくのも危険なのは想定できる]
……無理、するなよ。
[離れた手。
一度、取り直して、引き寄せて。
唇に触れてから、再度、離した]
『───』
[髪の長い人のような姿]
[大きさは赤ん坊ほどの]
[髪に黒百合]
[背に白い羽]
[歳のころはちょうどブリジットと同じくらい]
[だが、歳の頃だけではない]
[大まかな顔立ちは転がる男だったものに似ていた]
[青灰簾石の───鉱石の眸]
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