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─修道院・廊下─
[廊下に出て直ぐ、右から駆けて来た何かにぶつかる。
短い悲鳴が口から漏れたが、転ぶようなことは無く。
廊下にひっくり返っている、脚にぶつかって正体に翡翠を向けた]
───大丈夫か?
[そこに居たのは10にも満たない歳の少年。
立ち上がらせようとして手を差し伸べて。
少年はミハエルと差し出された手を交互に見ていたが、にへらと笑ってその手を取った。
その様子に小さく笑んだ時に、少年の後ろから駆けて来る姿を見た]
ああ……僕にぶつかって転んでしまったのだ。
いや、怪我は無い。
[事情を聞いて謝罪して来るのは、ミハエルと同じ年頃の少年。
謝罪に首を横に振った後、幼い少年は笑いながら、もう一人の少年から逃げるように奥へと走って行ってしまった。
少年はそれを見て、転ぶなよ、と注意を背に投げかける]
──仲が良いのだな。
[駆け行く幼い少年に翡翠を細めて呟く。
それを聞いた少年が、いつも困らされて大変だけどね、なんて言って笑った。
そうなのか、と笑い返しすと、不意に少年の表情が翳るのを見る]
……どうした?
───……。
[変じた様子に訊ねかけると、少し遠慮がちに問う声が紡がれた。
例の騒動の時、ライヒアルトどうなってしまったのか、と。
問いに返ったのは長い沈黙。
思考するように翡翠が閉じられた。
直ぐに答えてくれないミハエルに少年は、偶然自衛団員が話している会話を聞いてしまった事を口にする。
空の墓を作ったことに対する愚痴についてを]
………………。
[それを聞いてもしばらく黙っていたが、徐に翡翠を覗かせると、一歩少年へと近付いて]
…真実を知る覚悟があるなら、僕の家に来ると良い。
その時に、教えよう。
[他には聞かれぬよう注意を払いながら囁いた。
その返答を聞く前に踵を返し、出入り口へと向かって行く。
少年はしばし呆然と、立ち去るミハエルを*見詰めていた*]
―見詰める先/追記―
[風に白銀を遊ばせていた男は、
見詰めていた“3”の元に幾多が加わるを見届けると
ゆっくりと紅を“3”のうちの1つに向けた。]
ん。それは大丈夫だと思うよ。
グラォが、リヒトが……こんな状況で狩りを続けたのは、
グラォと子どもが生きるためだし。
それに、約束したから……―――
[言葉には出来なかったけれど、最期触れた先の“2”つに。
――……生きてと。
それは白銀だけの想いでなく、
灰銀をずっと照らし続けていた光もそうであろう。
銀に、同胞の赤い実を齧り苦悶の表情を見せる灰銀に、
心配の言葉を向けなかったのは
―――……グラォと呼ぶを許せと問われたから。
だから、彼女を心配するをリヒトに任せた。
だから、喰われなかった己という存在が少し揺らぐ。
けれど、―――……アーベルに謂う様に、
リヒトを羨ましいとは謂えない。
グラォ、その呼び名に込められた意味合いを、少し判るから。]
アーベル君と私は、少し似ていたのかもね。
[リヒトに何も謂えぬ代わりのように
獣と人の狭間にいたということは、似ていると
蒼をその色に似た天へ向ける人にポツリ告げる。
違うのは、赤に求められて応えたかどうか。
違うのは、想いを向けた先への願い。
違うのは、……―――――――――。
でも、同じなのは、誰かに生きて欲しいと、今在ること。
3を形成する頂点は幾多重なり合い、複雑な模様を見せる。
その広がりに思い馳せるように、紅は蒼を追う様に天を仰いだ*]
中
ミハエル君も時間泥棒に負けずに乙…!複線わくり。
ごはんいってらっしゃい
でもって旦那様も…!
ちゃんと食べたよ!食べるよ!と言いたくなる伝わらないもどかしさ。
/*
最初、実は私の子じゃない可能性を
ものっそ考えていました。
というのは、独り語とでも呟いていますが(*ノノ)
なんで黒かは、ちょっと想うことがあるけど、
あたってるかどうかは、どうかな?
謂ってもあれなので、黙ってマテの体勢。
/*
おう、修道院。
そして、更に返されていたw
うむ、確かに似てたんだよなぁ、ゼルの兄貴とも。
その上で、正反対。
なんだこの、見事すぎる対称点。狙ったわけじゃないのに。
/*
>ミハエル
本番とかこわいから!
えーと、少年の名前は特に希望なし!
おい、とか、お前ら、とかしかこっちも呼んでなかった(*ノノ)
>ゼル
どうしてそんなに泥沼思考www
[ライ兄のしたいことを、最後までして欲しいと望んで。
その通りにしてくれたはず、してもらったはず、だけど。
結局、初めて知った感覚や痛みを受け止めるのに精一杯で、それがなんなのかはよく解らないままで。
覚えているのは、幼い自分の手を引くように、答えを導かせるように囁かれた声と手の温もり。
優しくあやすような表情。
それに対して自分が返せたものは何も無くて。
肌を曝すのが恥ずかしくて躊躇ったり、変な声をあげてしまったり。
無意識に、何度もイヤだと言ってしまったり。
その都度、やめるか?と優しく問うてくれたのに、それも嫌がった。
思い返せば返すほど、我が儘を言ってしまったと後悔ばかりが胸を埋めていって。
ごめんね、と小さく呟いた声は、彼に届いただろうか。
我が儘な自分を、嫌いにならないで、とは言えなかった。
せめて、何か。ライ兄の中で満たされたものがあれば良いのにと、そう思った。]
中
おっと。ライがいるならひとっ飛ばしでルークスと遭遇してみようかしら。
ちょっと色々教えてもらいたいなーと
イレーネ一人じゃ一から旅暮らしできない気がしてきた(
箱入り、ってわけでもないけど、村からは殆ど出なかっただろうし…
世間を知らない子
―金の映す世界―
[自らの器に対して何の感慨も抱かない。
死せば其れで終わりなのだと思っていた。
同胞の糧になれるなど思いもしなかった。
金は自らの躯から同胞>>1323と幼馴染へと移ろう]
――…味わう暇なんて無かったな。
……嗚呼、甘さは、感じた、けど。
[其れはアーベルの血の甘さか彼自身の甘さか。
そのどちらもかもしれないと思えば困ったように伏せられる眸。
幼馴染の血を啜る同胞にぱたりと漆黒の尾を振った]
『其れは俺の獲物だ、が――…
相棒のグラォと子の為になら分けてやるよ』
[幼馴染への執着は隠さぬのは彼女には知れていただろうから。
最後まで届きそうで届かなかった幼馴染二人、
得られそうで得られなかった存在に漆黒は小さく鳴いた**]
/*
ミハエル君の、どうなるのかなwktk
ハニー>
中身は結果しってるけど、ゼルは知らないからね。
殺してやる的な嫉妬はしない人だけど、
こういうところで嫉妬を自分で判らずにして
嫉妬してるんだ!って理解しないまましょげるわんこなんです(←
アーベル君>
話す機会があまり無かったけれど、狼因子云々知ってたら
また、違う感情がわいたんだろうなぁとは。
ゼルは身体的なものから感染は難しくて、でも精神は感染してて。
アーベル君は、身体的なものはOKでも、精神は(ry
おもしろいなぁと想った。
や。ゼルの感染については後付けですけどね(←
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