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/中/
ああ、あと饗宴のシャルロッテさんもいたか
近距離:カレン(爪+肉体変化)、鉈様(爪と翼+α)
中遠距離:シャルロッテ(糸使い)、美里さん(銃)
両方:時空王様(ナイフ)
[地面を蹴って走ると、壊れた壁の向こうに巨大な蛇が、大きな白い卵を飲み込もうと口をあけているのが見えた。
ガリガリと、牙から落ちる白い欠片。
鎌を肩に背負うようにし、だん!と足を強く落として音を立てて]
何、食べてる、のぉ?
そんなの食べるより、ボクと遊ぼうよぉ…!!
[鎌を両手で掴んで低く構え、音に首を向けた大蛇に向けて、地面を蹴り、駆けた。]
……さよですか、と。
[輪郭がぶれるのをちらりと見て。
蒼は、目の前のモニター、そのコントロールパネルを見据える]
……最後に、これを……。
[す、と上がる右手。
朱の紋様が浮かぶそれは、鋭い獣の爪を具えて]
……ぶち破る!
[宣言と共に、パネルに叩き込まれる、銀。
ばしり、と。
鋭い音と共に、火花が散った]
[影の言葉にくくっと笑うと]
薄情なお人や。うち、そういう人大好きやで。
[輪郭のぶれる彼ににっこり笑うと]
せやさけ、無理せんとここは引いた方がええと思うで。
あんさんなら、ええ感じに世界終わらす楔になってくれそうやし。
うちは追わへんよ。
[大蛇の顔目掛けて走り寄ろうとした所、横から風を切る音が聞こえて上へと飛ぶ。
瞬間、自分の居た場所を、長く太い尾が叩いた。
地面に散らばる欠片が飛び散る。]
…っぶないなぁ、痛かったらどうするの!
[着地しつつ、鎌を真下に向けて閃かせる。
蛇の尻尾の、先の方が切れて飛び、紅い血液が飛沫を上げた。]
[動いて傷口が開いたか、
無理矢理に制限を打ち破った余波か、
物理的か精神的か、知れない痛みが走る。
壁に背を預け、散る火花を見――
直後に、警告音が響き渡る。
モニターに移る、"Ausnahmezustand"の文字。]
――確かに、「お約束が過ぎる」な。
/なか/
うーん、回復……うーん、身体に関しては、通常の治療、精神は……長い治療……かなあ?
速攻で治る類いのものではなさげ……なんですよね。
なんで、ロールは昏倒から少し気付いた……とかに、なっていくかな
[ジリ、と手に伝わる衝撃。
当たり前といえば、それは当たり前のもの。
だが、それでも。
これだけは、成さねばならぬ、と思っていた]
……解き放つ……これで。
そして……。
[連れ帰る、と。
呟きは、火花の散る音に紛れるか。
それから、蒼はモニターへと]
……ま、そんなもんだろ。
さて、用は済んだし、さっさと戻ろうや。
[強引に突き立てた手に、紅が散っているを気にとめた様子もなく。
さらり、こう言って]
*/
を?おお?
ああ、レーネは普通に亜哥が助けに行くもんかと。
というかまち針とか製図に必死でかなり流し読み状態…orz
[咆哮を上げながら、大蛇の首がこちらへと大きな口を開けて襲い掛かる。
思わぬスピードに、ぐ、と腰を落とすと牙を鎌を縦にすることで受けとめた。]
…意外とやるね、君…!
[ぐぐ、としなる鎌の柄。
この場ではしなる事は不利だ。
っぷ、と唾を顔を横に向けて吐き出した時、血飛沫を上げながら尻尾が地面に平行に振られ、背を打った。]
っつ……っ!!
[みし、と背骨が音を立てた。
折れてはいないようで、一瞬ほっとした表情をしたが、キ、と鎌にギリギリと力をかける牙を睨み、口をすぼめて黒い炎をその瞳に向けて吹きかけた。]
[獣の腕により貫かれるパネル。
それを止める素振りも見せずただ黙って眺め。
火花が散ると輪郭のブレを大きくした]
精々逃げ遂せるが良い。
二度と会わぬことを祈っておこう。
尤も、見えたとしてそこの女以外気付くことはないだろうが、な。
[視線をナターリエへと向けて。
彼女の言葉には]
元より留まる気は無い。
終わりにも興味は無い。
”俺”はただ組織の影として動くのみ。
追うと言うが、果たして貴様に追いつけるかね…?
[僅かに挑発的な笑みが浮かぶ。
それを最後に男は身体を影へと変え、周囲の影へ同化した。
僅かに残った気配も、すぐに完全に消えることだろう]
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