[現状を省みて、怖くないというのはまず無いだろう。彼女に無理をさせるのは自分の信条からしてもいただけない。]ごめんな、俺、戦闘特化型だから術とか使えなくてさ。防護結界でも張れれば、キリルちゃんも自由に動けるはずなのに。[多少は学んだものの、殆どは術式そのものが合っていなかった。結果自分に施す類のものしか習得することはできぬまま今に至るわけだが、無理にでも習得しておくんだったと内心歯噛みしつつキリルに謝り。]