[やがて、亡骸は白に包まれ、その場から運ばれて。
集っていた生ける者たちは場所を移していく]
……ウェンちゃんの部屋……行って、みようか。
[留まっていても、答えは得られそうにないから。
そう、短く言って少女の部屋へと向かう。
齎される答えは──意識のどこかで、予測していたもの]
……人狼に……かな。
[現実に触れられぬ手は、亡骸の傷を確かめる事はできないが。
ただ、少女が既に『こちら側』の存在になってしまった、それだけは認識できていた]
…………。
[軽く、唇を噛む仕種。
無理はするものじゃない、頼るのも大事、と諭してくれた>>+6少女の死。
何故、と。納得できないものが強かった]