ってか、何してんだよお前。そんなんが絡んだままじゃ歩きにくいだろ。[問いに返る声を待たず、近寄って蔦を手に取る。が、引き千切ろうとしても荊の棘が刺さるだけで、引っ張ってもずるりと伸びてくるばかり。ならば切ってしまえば良いと腰に手をやるも、剣はユリアンの胸に残したままだったと思い出し、空を仰いで]…ぁー…もう、しゃーねぇ。どこ行きたいか言え、運んでくから。[絡んだ蔦を外す方法が思いつかぬ代わり、手っ取り早い対処法を提示した*]