[背に立ち上がる気配を感じる。距離が縮まり、再び呼ぶ声>>+35がした。祈るような響きに、思わず堪えるようにきつく眉を寄せる。は、と、感情を抑え吐き出される息。一度目を伏せて、苦さを飲み込む。振り向いて、クロエの漆黒に蒼を交える時には少しだけ困ったような表情を浮かべていた] ……クロエ、[両手をやや広げクロエの肩へと伸びた手はそのまま彼女を腕の中に引き寄せようとする]