[オトフリートの言葉>>+58が聞こえた時には睫を伏せていた。自分は誰かを奪われる側には立たなかった。もしそうなった時に彼らと同じような考え方をしたかもしれないとは思う。だがそれでも、だった。それだからこそ、だったかもしれない]勘違い?[軽口のような口調に、落ち着いてきたかしらと身を離して。小首を傾げて窺ったエーリッヒはどんな表情をしていただろうか]あの、えっと。[なんとも困ってしまった。いたたまれなさすら感じてしまい、気づけばその場から姿を*消していた*]