一人じゃないからとか、そう言う問題じゃない![従妹の言葉に思わず声を荒げた。手元からあまり離れて欲しくないのは、昔も今も同じ。その理由は若干変わっていたけれど]……ああ、せめて、ちゃんと言ってからにしてくれ。[そう従妹に言葉を向けながらも、周囲の会話は耳にしていた。これで全員。誰が敵で誰を味方に出来そうか。見極める最中、印象の悪い二人を見つけて眉根を寄せたりもした]