─中央ビルに隣接するビルの屋上─
[物陰から影が持ち上がる。それはオクタヴィアを形作り、屋上へと降り立った。歩み、屋上の縁まで進む。ヒールとアンクレットの音はせず、胸元のネックレスはどこかくすんだ色]
十分な休息は得られたかしら?
最後の宴はもうすぐですわよ。
[鶸色は中央ビルの二階、居住空間へと向けられる]
お互い得意フィールドが異なりますわね。
どこかに誘き寄せるか、彼らの行動に任せるか…。
少し様子見かしら。
今の状態ではあまり大がかりなことは出来ませんし。
[今、オクタヴィアの本体は”下”に在った]