─ 第二階層・集会室 ─[倒れたフランの身体には、異変は見えず。零れたのは、小さなため息]……夢……叶えて欲しかったんだけどねぇ……。[この騒動が始まる直前に話した事、聞かされた夢。それを思い出して、小さく呟く。硝煙を上げる黒銀は、定位置のホルスターに戻し、ジャケットを脱いで、倒れた身体にふわりとかけた]せめて……怖い夢は、見ずにすむといいね……。[ずっと怯えていた様子を思い出し、紡ぐ言葉はごく小さなもの]