─ 広場 ─う…だ、大丈夫!手当てもしなくていい![ノーラにも言われる>>2と言葉に詰まりながら思いっ切り顔を横に振る。一度だけ会っていると言われると、ぱちりと瞬き彼女の顔をじっと見つめた。綺麗な人だ、と思ったところで父の描いたとある絵を思い出した。印象に残った相手を絵に描き留めるのは父の癖で、そのとある絵も癖による産物。でもその絵に描かれていたのは女性一人、ではなかったはずだ。]…お姉さん、前来たとき、男の人といっしょに来てた?[首を傾げてノーラに問いかけた。]