―篝火そば―[そこにはまだ、誰かいただろうか。自分が名乗りをあげた後も、「自分も残る」と言っていたマクシームの姿を見つけ、ふぅと溜息を吐く。] こういう時にはよ、年長者に格好つけさせろよ。[ポンポン…と、子どもをあやすように軽く頭に触れる。] 『あんただから心配なんだよなぁ…』[そんな軽口を叩かれたなら、] おまえしつれーだな。[じとっとした目でマクシームを縫い止めたか。]