─ 第二階層・集会室→通路 ─……迷うてる場合じゃない、わね。[戸惑いの時間は、短かった。まだ終わっていないなら、残ったどちらか、という事にになる。自分の中の仮説に沿うなら、選択肢は明解。だから、躊躇わずに走り出す。自分が死ぬのも、オーフェンが死ぬのも。選択肢として、選べない、から]まー、問題は、あっちがどう思うてるか、かだけど。それこそ、やってみん事には、ねぇ。[そんな呟きをもらして、通路を走る。しん、と静まり返る通路。空気が、重い]