─ 談話室 ─[>>5アーベルの言葉に、もう一度瞬いた。自分が何を彼に言わせたのか理解すると同時、表情に浮かべたのは後悔。幻燈歌の一節、御伽噺でも人狼が強く惹かれるものだと謳われているそれを、言わせてしまった。けれど、口にした当人の瞳は、後悔の欠片も滲ませてはおらず]…そう、なの。[殆ど嘆息に紛れた声を落とした後]……厄介なもの、押し付けられたわね。[なんでこんな年若い子が、と。代わっても守ってもやれない無力さに、ぼやくように呟いた**]