─ 集会場 広間 ─……爺さま……いや、自衛団長殿。[背筋を伸ばし、睨むような天鵞絨をそちらに向けて、低く呼びかける]何を持って、そのようなモノがここに在る……との論拠となさるのでしょうか。[態度的には、修道士としての猫かぶり。だが、礼拝の時のそれに比べたなら、圧倒的に声音は冷たい]……『神に仇なす闇の眷属』などと称されるものがここにいる、など。如何なる憶測によるものであろうと、軽々しく口にすべきではないのではありませんか?