─ 台所 ─[>>11料理長は幼い疑問の視線からそっと離れて、最後の仕上げと盛り付けにかかっていった。ありゃ照れてるなと思ったが手前言わず。何時もはくるくる話しながらも動いて回るが、今彼女の相手をする時は足を止め、目を見て話した。]どういたしまして。[ええ貴方のお母様のようにお似合いですよとは胸の内。頬を染めながら礼を言う主の頭をついつい撫でた。メイド長あたりが見ていたら、おそらく小言になっただろうが。]