―昨夜―
[先日名乗り損ねた少女と、新たに現れた女性にこれまでと同じように自己紹介。
少女の方は気もそぞろで返答を貰えたか定かではないが。
女性の方の名を聞くと、ほんの少しだけ目を細める。
以前、調査依頼を受けた時に挙がった名前がこの名ではなかったか。
尤も、その時は大した成果も得られず、深追いも危険と言うことで打ち切りになったのであるが]
…追加調査が出来そう、かな?
[それは極小さな呟き。
余程耳が良い者ならば、聞き取れたかもしれないが]
[Iの部屋に居ると言ったティルには、「おや、お隣ですね」なんて笑いながら簡単に会話して。
先日と同じように皆が個室に戻るのを確認してから自分も個室へと戻った]