[少女のバンドの数値は2ケタに突入していた。けれど、まだレベル的には2。少しの安心と、大きな心配と。] ノーラさん……?[次に心配はノーラに移る。唇を噛む様子に、眉間に皺が寄った。足の具合が悪いのかと、支えるように差し出す手。] ええ、先程、こんな風に貴女がなっていないかと、 心配した覚えはありますが……。 …――癒しの星、ですか。[ふっと彼女が使っていた言葉を思い出した。]