[一通り、吐くものなくなってから(もとより、胃にあんまり食べ物入ってない) 、すっぱい臭いをさせつつ立ち上がり……、ウェンデルの遺体の前で、屈む][事切れていた。 今もライヒアルトを見つめる目を、もう憎まなくてもいいのだと教えるように、そっと閉じさせた] 大丈夫か、ラーイ……、その、首。腫れてる? つかまれたのか?[あまりにも独特な蚯蚓腫れにも見えなくもない茨を見て、ぽつり]