― ちょっと前 ―
[いろいろちからつきて倒れていたら、にくきゅうにぶみぶみ踏まれていた>>13]
…………
[へんじがないただのしかばねのようd…]
…大丈夫、じゃ、ない。
[地を這うような声を絞り出して、使い魔の言葉に答えると、ごろんと仰向けに寝返りをうった]
痛…
[額に出来たたんこぶをさすりながら、傍で申し訳無さそうにしている白狼を見上げる]
導師の使い魔か…タマとか言ったな。乗せてくれるなら助かる。
ああ、踏んだのは気にするな、こんなところで寝ていた俺が悪い。
[背中に乗せると言われると、遠慮なく身体をひきずるようにしてその背にしがみついた。正直、まだまともに歩けるかが怪しい。これ以上ふわだまりに埋まるのも遠慮したかったから選択肢は他に無かったとも言う]