―自宅―
[ミハエルの火傷の心配には大丈夫と、続く言葉に]
あふれる分は、ちゃんと零す。
ミハエルは、あふれているのを無理にとめている様に見えたから
[そう答えて、ユーディットから向けられる疑問、それはミハエルからも何度か向けられたもの。
少し、間を置いてお茶を一口]
『死神』が憑いているから、全部見えた。
ゲルダに憑いた『死神』がその命を刈るのも、
ゼルが、『死神』に刈り取られるのも、
他の皆が、消えていくのも、ほんのりと。
[告げる言葉に、二人の反応はどうだったか。
隠すよりはいっそ明かした方がいいだろうと]
いくらでも、責めてもらってかまわない。