……ベルくん、が。ユリさん、を?[伝えられた事実に、零れたのはどこか呆然とした呟き]……いか、なきゃ。[それならば、自分は見なければならない、と。そう、思ったから、再度、立ち上がろうとする。消えぬ霞にもたつく間に、カヤと、彼を追ってロミが駆け出して行き。二人を追ったヘルムートにも僅かに遅れて、外へと駆け出した]