……………も、やだ……もうやだ!あたし耐えられない!![泣きそうな顔で叫んで、尻餅をつく形から立ち上がりながら廊下を駆けて行く。足元が覚束無いためよろめきながらだったけれど、足は確実に玄関がある方へと向かっていた。玄関のドアノブに手がかかると、扉を開けて珠樹は濃霧の中へと飛び出す**]