―集会所・広間―
[ヘルミーネの声>>36にはやれやれだと肩をすくめて答えていたか。
茶を冷えた手を茶の入ったカップで暖めながら改めて集会所の中を見回した]
おいおい、それじゃぁ俺は疑われて当然みたいじゃぁないか。
手厳しいレディだなぁ。
……ま、子供まで疑われるとは俺も驚いたが。
[集まった面子について発せられたヘルミーネの言葉に軽い調子で返す。
フォルカーをちらと見て僅かに眉を寄せたなら、それを隠すように茶を啜った]
俺だって遊びで来てるわけじゃぁないわけよ。
早いとこ話つけて宿に戻りたいんだがな。
[言いながらポケットに手を突っ込んで小さな石を取り出し、指で上に弾く。
落ちてきては片手で受け止め、くるりと手を返してまた弾く。
よく磨かれた薄黄色の丸いそれは、時折暖炉の灯を受けてオレンジに光った]