―客室―……ぅーあー…。[つっかれたー。と僅かうめき声を上げながら、身体を寝台へと投げ出す。同時に、ぱた、と小さな音を立てて背表紙を閉じれば、サイドテーブルへと積み上げたままの書物へ、手を伸ばそうとして。やめた。…これで、漸く三冊。昼過ぎには問題も無く手荷物や室内の探査も終えて。空いた時間、執事に選んでもらった書物を読み漁っていたは良かったのだが]