―→エーリッヒの部屋―[其処がエーリッヒの使う部屋と知らぬまま、中をのぞく。布団の傍に立つイレーネの姿>>42が見えた。彼女の手に移る真紅に息をのみ、駆け寄る。] イレーネちゃん……![呼ぶ声は常より大きく、廊下にも響いただろう。] どうしたの!? 大丈夫?[彼女の身を案ずるように言葉を掛ける。]