う...く......[蹲り、震えながら涙を流していた少年は、傍に人の温もりを感じて僅かに顔を上げる>>56]カヤ、おねえ、さん...[泣き濡れた瞳で見上げる表情は、子供じゃないと強がっていた時と比べて、ずっと幼く不安気な子供そのものだ]うん、立てる......[口調もどこか幼くなっていたが、それでもなんとか立ち上がった]ごめんなさい...[目を伏せて小さく呟くのは、周りに心配をかけていると自覚したからだろうか]