[牽制の水鉄砲を最小限でかわすサキ。だが、顔の位置がズレたせいで、手刀の命中点がわずかにずれる。それでも飛び掛ける意識を根性で繋ぎ止め、朦朧とする目でサキを見ると]これ、でも……食らえぇぇぇぇぇぇっっ!![いつの間にか左手側に集められていたバスケットボール大の水球3つ。ギュッと左手が握る。すると、それらが一瞬で圧縮され、先端から針の太さ程度の水のレーザーが至近距離からサキの腹部を貫かんと発射される。]