― 森の中 ―
[ポラリスの声にこもる憤りは>>57覚えのあるもの]
(ソーヤ...)
[ともだちを、眠らせる前に交わした会話を思い出せば、ひどく苦しくて、胸元をぎゅう、と両手で握りしめる]
だって...本当に、僕は、何も出来ない...
[判っている、彼らの想いが同情と片付けられるようなものではないことは。でも、そうだとしても、それだからこそ]
ねえ、どうせ、僕は長くは生きられないんだよ?
だから、探す時間なんて、きっと無い...
[彼らが羨ましかった、大好きだったけれど妬ましかった...傍にいたかったけれど、傍にいると苦しかった、ああ、なんて我が侭で醜い...]