クレム君が長く生きられないなんて誰が決めたの。ここには、ヒュー君だって居る。時間が無いなんて諦めないで。[言葉を連ねる間に雫が頬を伝い、それに気付いて袖や手の甲で雫の痕や目元を拭った。届いて欲しい、その一念で紡がれる言葉。他に気を回す余裕は無く、エリィゼも来ているとは気づかぬまま]