― 道具屋 ―[腰をあげかけたその時。呼びかけるノクロの声>>66が聞こえた。こちらを覗く化粧師の彼と視線が重なり動きを止める。不安に色はすぐになりをひそめて] と、ノクロ。 いらっしゃい。[迎える言葉をいつも通り向けた。] 今日はどうしたー?[軽く手を掲げ招く仕草を見せる。]