[軽く肩に置かれた手に少女ははたりと瞬きをする。手の主を見上げれば修道士であるライヒアルト>>60の顔が見えた。案じてくれているだろう気配にゆるとくちびるが弧を描く。彼の綴る言葉、傍目からみれば動作であるのだがそれを受け止めれば、ほっと安堵の吐息が漏れた]そうだったんだ。事故が起こったのは大変だけど……酷い怪我人が居なくて、良かった。教えてくれてありがとう。[ぺこりと頭を下げれば肩に掛かる金糸が揺れる]