─ 三階廊下 ─……だいじょうぶ。[小さく頭を下げる仕種>>66に答えるように小さく呟いて。部屋の外に出て、視線を巡らせる。黒猫は、そう言えばどこにいるんだろう、と。今更のように思うのと、カルメンが上がって来るのはほぼ同時か。それに僅かに遅れて、黒猫が駆け上がって来るのが目に入る]……あ。そか、お前。[みんなに報せてきてくれたんだ、と。そこに思い当たったら、何となく力が抜けて。その場に座り込む事こそなかったものの、飛びついてきた黒猫をぎゅ、と抱え込んだ。*]