―東の泉―[泉のほとりでのんびりと座っている時間はどれぐらいだっただろう。 さやさやと吹く風と、湧き出る水が起こすさざなみを楽しんでいた] ――ん?[聞こえた羽ばたき>>73にゆるく瞬いて空を見上げる。 黒い影が近づいた――と思いきや、少し離れた場所へと降り立つのを見やり] おや、烏天狗さん……かな?[あまり見かけぬ姿ゆえにゆるく首を傾げて問う]