─ 談話室 ─
[>>66マテウスがミリィを抱え上げる。
結局この子の氷は融けないままだったと、見つめる瞳に悔いを滲ませ。
けれど、>>66マテウスの口にした問いにそれを胸の内へと押し込み、周囲を見回して]
…居ない、わね。
[これだけ人数が集まって司書がここに居ないのは不自然だ。
此処にいないのは、彼ともう一人、だけ。
もしかしてと胸に過ぎった不安は、>>68イレーネの言葉により増した]
あ…、ちょっと、イレーネ!
[駆け出す彼女に慌てて付いていこうとして、一瞬マテウスに視線を向けて]
もう誰も、死なせないわ。
[だからアンタも来なさい、と。唇だけで紡いでイレーネの後を追いかけた]