─食堂「白雪亭」─
[両手で数え切れない程かぁ、なんて、自分である意味感心してしまった。]
い、一応机の上はきれいだと思うよ!
なにせ仕事場だし。
[文字を書くのに散らばっていてはどうも落ち着かない。
なんて言いながらも、写本の材料を探しているうちにどこかへ行くのもいつもの話。]
依頼人がなにか目印を持つのも手だと思うんだ。
[叩かれるのに避けるつもりもないようだ。
ふわりふわりと金色の髪は揺れる。]
ん、そう言ってもらえるのが何より嬉しい。
また何かあったらいつでも頼んでね。
でもイラスト付きは、ミハエルがエーリッヒに頼むと良いんだ。