― →テレーズ宅前―[ミレイユの言葉に、声より先に首を振る。態度で示すのはいつもの事。]大丈夫。[ちょっと早足の方が辛いなんて、絶対に言わないけれど。そして、たどり着いた先、サリィに声をかけられる。どうしたのに答えるのはちょっと首を傾げる仕草。言葉の遅い自分はきっと邪魔かな、と思って、二人の会話を聞く姿勢だ。]