――…………、[ 力を持った、ことば。眉を寄せる。 先に放った輪が戻り来るのを風を調整して掴み取るも、 感じるは不快――留め切れず、刃は霧散して流れの一と化す ]ち、[ 止めを刺し損ねた事に、舌打ちをする。 然程、力の扱いに慣れている訳でもない。 一度集中が途切れてしまえば、再度操るのは難しかった。 かしり、頭を掻く ]仕方ないか。煩いのが来る前に、退散しますかね。