― 厨房 ―[緩む気配>>93に少しだけ目を細める。コップを置く手はいつも通りの素手。己の胸にある十字架を利き手で軽く握る。] 今日は静かな朝だね。 まだ全員の無事は確認していないけれど、[無事であればよい、と願いを込めて綴る。見上げる眸をみとめれば、瞬きひとつして] ――…ん。 私で良ければ、 ……キミの話を聞かせてくれるかい。[僅かに腰を折り、視線を近くしてエーファの真摯な声にこたえ、話の続きを促す。]