[平時であれば「寒くないか?」 とか、「胸ないのは知ってるから無理しなくていいんだぞ」とかそんな残念な言葉が飛び出そう。でも今は別の言葉が変わって出る]
そうだな、見送りの時は綺麗な姿で見送られたいな。
[別れの言葉をかけるものは、他にもいるだろうか。雪をかける前に、自分も祈った]
ユーリー。実は、お前さんがとっても羨ましかったんだ。
[そばに居て、主従の尊敬だとか、同性同士のコミュニケーションとかと思っていたけれど現実はかなり違ったが。素直に敬意や好意を表現できる彼のことが、ずっと]
でも、多分今はお前さんがとってもこっちをうらやんでると思う。だから。
お前さんが、これからできないことを、俺はやるよ。だから、安らかに。
[雪をかけて、埋める。ユーリーの姿はやがて見えなくなった]
[そして、集会場へ戻る。これからのことを話し合う必要があるだろう**]
→集会場