……ま。
実際にここで死んだひとたちにしてみれば、納まりつかないかも知れないけど。
そうする事で、君は自分の生き方を選ぶ事ができるし、俺は、自分の目的を果たせる。
……互いにとっては、悪い話じゃない、ってわけよ。
[わかる? と。
そう言いながら、こきゅ、と首を傾いで、それから]
ま……ほんとに個人的な感情として、さ。
自分の意思で生きられるなら、全力で生きて欲しい、ってのがあるんだけどね。
[それは、今向き合う彼女に限らず。
誰が生き残ったとしても、同じ事を望んだのだけれど、そこには触れる事はない。*]